あとり硅子

とても好きだった漫画家さんなのですが、去る7月6日になくなられたそうです。漫画家としては寡作な方で、デビューから10年間で出したコミックスは7冊だそうですが(9月にもう1冊と、画集が出るらしいです)、いずれも暖かみに満ちた作品ばかりでした。話が強烈に面白いとか、ネームが切れているとか、そういうタイプではなかったですが、読むと、何かを残してくれるような漫画家さんでした。寡作でも、新刊が出るのを楽しみに待つことができたのですが、永遠に新刊が出ないとなると寂しくなります。あとり硅子さん、心よりご冥福をお祈りします。