2位 シーウルフ級

NFL

ワイルドカードレイオフ3試合ほど。

WAS@SEA

WASはオンサイドキック成功(笑)の後のFGを失敗したのが全て。3Qまでの不利な展開を振り払って、その直前までのプレーで一気に流れを引き寄せ逆転した直後だっただけに、あの失敗は大変に大きかった。まあ、あの局面でTDを取れなかったオフェンスにももちろん責任はあるけど。とはいえ、あそこでFGを決めていればWAS有利の流れは変わらなかったのではないか、と。結局あの失敗を機にSEAは完全に流れをつかみ、大量点差をつけて勝利する要因となったと思う。
また、SEAは全体的にスペシャルチームの出来が良く、常に良いフィールドポジションだったのだが(例のオンサイドキックを除くけど)、WASはスペシャルチームが悪くそのあたりもWASの敗因となったのでは。
最大の注目株だったWASのQBコリンズ。調子悪いとは思わなかったけど、SEAのラッシュが厳しかったので思うようにはパスを通せていなかった。
大変残念だがWASはシンデレラになれなかったということで。

JAX@PIT

試合としては大変面白い展開になった。3Q途中までは完全にJAXが圧勝する流れだったが、PITがパスオフェンスで流れをつかみ次々に得点。最大18点あった点差を逆転した。しかし、最後はPITは上手に時間を使えずに、逆にJAXがFGレンジまでボールを進めJAXが勝利した。
試合の流れを作ったプレーはいくつかあった。JAXの最初のキックオフリターン、JAXの最初のインターセプト。そして、PITのリードした後最初のドライブ、だ。
最初のJAXのリターンに象徴されるように、PITは最後までシーズン中の問題点を解消できていなかったようだ。リードした後のシリーズでもそう。ここで2回ファーストダウンを取れば勝てていたが、ランが全く出ずにJAXに攻撃権を与えてしまい、敗北の要因となった。プレイオフで勝つには強気のコールが必要だと思うが、3回の攻撃全てでランだったのはどうなのか。特に、2ndダウンではパスを投げるべきだったと。これまで全然ランは出ていないし、JAXもランを警戒する中で、ランが出るとはとても思えない。
最も、こんなチーム状態で勝っても、次の試合に勝てるとはとても思えないので負けて良かったとは思うが。
JAXにはNEつぶしをがんばってもらいたい(SDがたぶん勝つので)。

NYG@TB

こちらは予想を裏切ってNYGが勝利。NYGのQB妹*1はシーズン中の不安定さが嘘のように好調で、しっかりとNYGオフェンスを牽引し勝利を引き寄せた。
この試合のキーとなったと思われるのは、この試合中には起こっていない。NYGは最終週がNEで、終盤までスターターが出場し試合に勝ちにいった(最終的には負けたが)。一方のTBは早々と第4シードが確定したので、2週間にわたって主力の多くを休ませていたらしい。このあたりが両チームの勢いの差になってあらわれたのではないかと思われるが。そうなると、プレーオフ出場とシード順が確定したからといって主力を休ませるのが本当に正しいのか、という疑問も残る。休ませた方がケガとか考えると良いのかもしれないが、最終週に主力が出場して勝利し、その勢いをそのままプレーオフに持ち込んだ方が良いのではないか、とも思えるのだ。